※このエロ話は約 4 分で読めます。
投稿者:飯山 さん(男性・20代)
タイトル:飲み会に行った彼女からかかってきた無言電話…
可愛い彼女がいる奴って、自分と付き合ってる時も別の男からアプローチがあるって思ってたほうがいいと思う。
かく言う俺もそうで、大学生の時に付き合ってた彼女の真樹はファミレスでバイトしてた。
真樹は同じ年で、20歳。
ファミレスとか、ファーストフードとか、コンビニとか、そういうとこで働く若い子って、ある程度アドレスとかもらうし、同じバイトの奴からも遊びに誘われたりするものだと思う。
けど、相手は客だったり一緒に働く仲間だったりで、あんまり強く拒絶は出来ない。
ともかく心配だったけど、
「心配しすぎだよ 私のこと、信用できない?」
みたいに言われたら、何もいえなくなる。
ただ、時々、真樹が働いてるファミレス行った時に、毎回俺を睨み付けてくる奴がいた。
同じバイトで、名前は……知らない、覚えてない。
名前覚えるのも癪だったので、そのかわり、半分挑発のつもりで、真樹と一緒にテスト前とかレポートとか、バイト先のファミレスでやってた。
その時もかなり睨みつけられたけど、負け犬の遠吠え(遠吠えじゃないけど)みたいに思えて、かなり気分良かった。
ただ、行く度に対抗意識バリバリで睨み付けられてた。
そんな中、真樹のバイト先で、忘年会の飲み会があった。
若いバイト連中のみの飲み会で、そいつも参加するらしくて、正直、心配だったから、
「飲み会終わったらメールして」
「え? どうして?」
「……いや、何となく」
さすがに心配だからとは言えなくて、でも、「うん、じゃあ、終わったらメールするね」って、素直に頷いてくれた。
若干落ち着かない気分になりながら、ネットサーフィンしてると、十一時過ぎくらいに、彼女の番号から電話掛かってきた。
あ、終わったのかなって思って電話に出ると、何故か無反応。
そう言えば俺、電話じゃなくてメールって言ったよな、とか思ってると、しばらくの沈黙の後、彼女の声が聞こえてきた。
「やっぱり、ダメだってば……だってわたし、付き合ってる相手いるんだよ?」
突然聞こえてきた真樹の声に戸惑っていると、名前も知らない相手の声が聞こえてきた。
「だけど、真樹ちゃんに一目惚れしてから、ずっと好きだから」
「うん、でも……」
「ただ、一緒にラブホに入ったって事は、少しはそういう気分だったってことだよね?」
「そ、そうじゃないよ! だって、話があるって言われたから……」
聞こえてきた声に、心臓バクバクになる。
多分、隙を見て真樹の電話から、俺の電話に掛けたんだろう。
真樹は、それに気付いてない。
「俺のほうが、彼氏より真樹ちゃんのこと好きだから」
「ぁっ……や、やだっ……」
「これ以上は何もしないから、ね……」
「う、うん……抱きしめるだけなら……」
そこまで聞いて、二人がラブホの中にいて、抱きしめあってることがわかった。
どうしようか、迷った。
一回通話切って電話掛けなおそうかって思った。
けど、通話切ってから真樹が出なかったら心配で心配で仕方ないし、今まで聞いてた後ろめたさもあるし。
「真樹ちゃん、好きだよ」
「うん……」
「本気で可愛い、俺のものにしたい」
「だめ……」
「あのさ、やっぱ我慢できないけど……」
「…………本当に、だめ」
そう言いながらも、衣擦れの音がして……電話口の向こうから、キスする音が聞こえてきた。
ちょっと待て!
そう思って電話口から、「おいっ!」って叫んだ。
けど、何回叫んでも、向こうの声は聞こえても、受話器から離れてるからか、俺の叫び声は全く聞こえない。
スマホのマイクって高性能だって、ここで初めて知った。
「んんっ……ちゅっ……んんっ……んんっ……」
その間も、彼女がキスする音は聞こえてきて……衣擦れの音も聞こえてきて……
「本当にいいの?」
「もう、聞かないで……聞いたら、だめって言うよ?」
切なそうな彼女の声が聞こえてきた。
「んんんっ……んっ……はぁっ……」
そして、しばらく何やってるかわからない音が聞こえてくる。
その間、正直ショックで力抜けた。
ただ、受話器から聞こえてくる音を聞いてることしか出来ない。
その後……
「はぁっ……ぁあああっ……んんんんんんっ!」
みたいな声が聞こえてきて、また、心臓止まりそうになった。
吐きそうなくらい、心が乱れてる。
だけど、こっちの声は聞こえないし、向こうの声は丸聞こえだし。
「すご……真樹ちゃんの中、すっげー気持ちいい」
「は、恥ずかしいよ……あんっ……」
そして、肉がぶつかる音と、彼女がやられてる音が聞こえてくる。
体中から力が抜けながらも、気になって音を聞くしか出来なくて。
「ね、彼氏のセックスと、どっちが気持ちいい?」
「だめっ……そんなこと聞いたらっ……嫌いになっちゃうよ?」
さんざん乱れながらも抵抗するけど、しつこく「どっちが気持ちいい?」って聞かれて……
「今のほうがっ……今のほうが気持ちいいよぉ……」
真樹の切なそうな、泣きそうな声が聞こえてきた。
多分、人生でいちばんダメージ受けて、もう聞いてられなくて、そのまま通話を切った。
呆然自失って、このことだと思う。
ただひたすら体中から力抜けて、完全に呆けてた。
その一時間後……
「メールするの遅くなってごめんね? 今、無事に帰ったよ、心配してくれて、ありがと」
顔文字つき、いつも通りのこんな感じの文面のメールが送られてきて、さらにショック受けた。
そんな風に浮気した直後なのに平然と嘘つけることもショックだったし、今も一緒にいると思うと、嫉妬で狂いそうになった。
その日のことは、真樹には言ってない。
ただ、敗北感を覚えたし、もう真樹のこと信頼できなくなって、一ヵ月後くらいに別れを切り出した。
管理人のたわ言(´・ω・`)
ご投稿ありがとうございます<m(__)m>
とんでもねぇ女だ!
※コメント番号は変動しますので、直接返信してください。
※誹謗中傷はやめましょう(随時削除させていただいてます)