※このエロ話は約 8 分で読めます。
投稿者:K さん(男性・10代)
タイトル:犯した罪を告白します
Kです。
これから過去に犯した罪を告白します。
それはちょうど1年ほど前、目の前でレイプされている彼女・ユリを見殺しにしたことです。
僕がユリと出会ったのは高校2年の4月。
クラス替えで席が隣同士になったことがきっかけです。
僕が通うR校は1学年当たりの生徒数が約600人というマンモス校で、クラスが違えば名前はもちろん顔すら知らないということがよくある高校です。
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※このエロ話は約 8 分で読めます。
投稿者:K さん(男性・10代)
Kです。
これから過去に犯した罪を告白します。
それはちょうど1年ほど前、目の前でレイプされている彼女・ユリを見殺しにしたことです。
僕がユリと出会ったのは高校2年の4月。
クラス替えで席が隣同士になったことがきっかけです。
僕が通うR校は1学年当たりの生徒数が約600人というマンモス校で、クラスが違えば名前はもちろん顔すら知らないということがよくある高校です。
僕がユリの存在を始めて認知したのも2年生になってからです。
第一印象は「地味な女の子だな」でした。
レンズが分厚くフレームが四角い眼鏡をかけて、ノーメイク、長い黒髪を無造作に一つ結びにしていました。
昼休みは1人でお弁当を食べ、休み時間はいつも読書。
「これは間違いなくいじめの標的になるな。隣の席で色々あるのは嫌だな」と心配していましたが、1週間たっても1か月たってもユリがいじめの標的になることはなく、そうなると今度は「あまりにも地味すぎて存在すら認識されていないのでは?」と別の意味で心配になりました。
ユリと初めて本格的に会話したのは5月になってからです。
当時僕は剣道部に在籍していましたが(コロナの影響で3月以降はほとんど活動できないまま引退)、2軍の試合にも出場できないレベルだったため、全体練習が終わった後も何人かで残って自主練習するのが日課でした。
その日も自主練が終わって帰宅しようとしたところ、駅のホームでユリを見かけたのです。
ユリはきれいな立ち姿で本を読んでいました。
「本当に読書が好きなんだな」と思いながらユリを見つめていると、視線に気付いたのかユリが僕の方を見て、2人の目が合いました。
僕は慌てて目をそらしましたが、ユリはこちらに近づいてきて、「K君も今から帰るところ?」と話しかけてきました。
僕はびっくりして「えっ、あっ、うん。さっきまで自主練してて今から帰るところ」と咄嗟に答えました。
「そうか、K君は剣道部だったよね。自主練なんて偉いね」
ユリはそう言ってくれました。
「下手だから自主練しているわけであまり自慢できることじゃないけどね。Sさん(ユリの苗字です)はどうしてこんな時間まで?」
僕が質問すると、ユリは「私は合唱部に所属しているんだけど、部の目標が全国大会出場だから練習が大変なの」と答えました。
やがて電車が来たので2人はそれに乗り込みました。
「K君は何駅まで?」
「I駅。Sさんは?」
「私はM駅。私の方が遠いね」
そしてI駅に着くまで2人は他愛無い会話を続けていました。
その日以来、僕とユリは駅で出会ったときは一緒に帰るようになりました。
ユリと駅で出会うのは2週間に一度くらいで、一緒に電車に乗っている時間はわずか10分ほどでした。
ユリはいろいろなことを話してくれました。
合唱部ではアルトというパートに所属しており、コンクールに向けた部内オーディションで勝ち残るために頑張っていること、『人間失格』を読んで以来太宰治の大ファンであることなどを教えてくれました。
やがて僕はユリのことが好きになりました。
2週間に一度、10分話すだけでは物足りなくなりました。
そんな自分の気持ちに気付きつつ一歩踏み出す勇気が持てないでいたころ、ユリからある誘いを受けました。
「部内オーディションで合格してコンクールの舞台に立てることになった(アルトは9人中6人が3年生らしく、2年生のユリが合格したのは多分すごいことだ)。そのコンクールを見に来てくれないか」というものでした。
僕はもちろん「行く」と即答しました。
コンクール当日、僕は仮病を使って部活をさぼり、合唱部の応援に行きました。
R校の演奏は素晴らしいものでしたが、全国につながる地方大会には惜しくも進出できませんでした。
その日の夜、僕はユリに「明日会えないかな?」と連絡しました。
目標としていた全国を逃したユリを何とかして励ましたかったのです。
ユリが「会える」と返事してきたため、M駅の前にあるデパートで会うことになりました。
翌日、待ち合わせ場所でユリを待ちながら、「そういえばユリの私服姿は一度も見たことがないな」と思い、どんな姿で現れるか楽しみになりました。
ユリは待ち合わせ時刻の10分前にやってきました。
僕はその姿を見てとても驚きました。
青いジーンズに白いTシャツという服装に驚いたわけではありません。
ノーメイク、無造作な一つ結びはいつもと同じなのですが、眼鏡ではなくコンタクトレンズをしていたのです。
僕の驚いた様子を見てユリは「コンタクトの方が可愛いって言われて変えてみたんだけど…変かな?」と不安そうに尋ねてきました。
僕は慌てて「そんなことないっ!こっちの方が絶対可愛いよっ!」と答えました。
これは紛れもなく本心です。
僕はそれまでユリのことを「好きだ」と思ったことはあっても「可愛い」と思ったことはありませんでしたが、その時は心から「可愛い」と思いました。
僕の答えを聞いてユリはほっとしたように「そう?よかった!」と答えました。
僕とユリはデパートの中にあるレストランに入りました。
注文した料理を待っている間、僕はユリの様子を観察していました。
ユリは思ったより落ち込んでいない様子でした。
そこで僕は「昨日は惜しかったね。でも思ったより元気そうでよかったよ」と話しかけてみました。
ユリは「昨日は本当に悔しくて家に帰ってから自分の部屋でずっと泣いてたよ。でも来年こそは絶対に全国に行くって決めたんだ。だから泣いたりしてる時間なんてない」と答えました。
僕はその答えを聞いて「この人はなんて強い人なんだろう」と思いました。
食事が終わり席を立とうとしたとき、ユリが「一つ大切な話があるんですけど…」と言いました。よく見るとユリの顔は真っ赤です。
僕はどうしたんだろうと思いました。
ユリは僕の顔をまっすぐに見つめると「あなたが好きです。私と付き合ってください」と言いました。
何を言われたのか一瞬理解できず、答えるまでに時間がかかりました。
やっとの思いで「はい…」と一言だけ答えると、ユリは「よかった…」と言って涙を流しました。
こうして僕とユリはカップルになりました。
しかし、幸せな時間は長くは続きませんでした。
僕とユリはカップルになってからも人前でベタベタすることはありませんでした。
2人ともそういうことが気恥ずかしいタイプだったからです。
なので僕達が付き合っていたことを知っている人は学校にはいないと思います。
僕たちのデートは毎週月曜日、高校から駅に向かう途中にある公園で1時間ほど語り合うというものでした。
なぜ月曜日かというと、月曜日は合唱部の活動が休みだったからです(合唱部の顧問いわく、しっかりと休息をとることも練習の一環らしい)。
また公園を選んだのは、その公園が夜になると人気がほとんどなくなるからです。
今から振り返ると「人気がない」=「犯罪に巻き込まれやすい」ということですが、ユリがレイプされるまで僕はそのことに気付きませんでした。
もし気付いていればあんなことにはならなかったのに…。
事件当日、僕が待ち合わせ場所にやってきたとき、ユリはまだいませんでした。
待ち合わせ時刻から10分経っても20分経ってもユリは来ません。
遅れるという連絡もありません。
30分経つ頃にはさすがに僕もおかしいと思い、ユリを探すことにしました。
植込みの前を通りかかったとき、R高校のスクールバッグが落ちていることに気付きました。
バッグには僕がユリにプレゼントしたストラップがついていました。
慌てて周囲を見回すと、植込みの向こうに人の気配を感じました。
植込みの隙間からそっと覗き込んだ僕が見たもの、それは2人の若い男とそいつらに襲われる女子校生の姿でした。
女子校生は口を塞がれているのか、声を出せないようでした。
「おいコウジ。お前もう少しちゃんと押さえろよ。もし逃げられたらどうするんだよ」
女子校生に馬乗りになっている男が低い声で言いました。
「男2人から逃げ切れるわけないだろう。それよりショウ、もう少し物を丁寧に扱え。セーターもシャツもボタンが取れてるじゃねえか」
コウジは女子校生の両腕を抑えたまま高い声で言い返しました。
僕は2人のやり取りを聞きながら、目の前で襲われている女子校生がユリではないことを願っていました。
R校の全校生徒数は約1800人、女子はその半分の約900人、だからユリと同じストラップをバッグにつけている人が他にいてもおかしくない、と。
しかし、僕の願いは無情にも破られました。
「この女、顔は可愛くないけど胸は大きいな。えーと、R校のユリちゃんだっけ?こんな時間に一人で公園なんかに来ちゃだめだよ。悪い奴らに襲われちゃうよ?」
ショウの一言で襲われているのがユリだという動かしようのない残酷な事実を突きつけられました。
すぐに助けを呼ぶべきだと頭ではわかっていましたが、僕は怖くて動けませんでした。
何にそれほど恐怖を感じたのかはわかりません。
ただひたすら怖くて怖くて動けなくなってしまったのです。
「おいショウ、いつまでおっぱいもんでるんだ。さっさと中出しして代わってくれよ。俺だって早くヤリたいんだよ」
コウジが少しイライラした様子でショウをせかしました。
「わかったわかった。それじゃあユリちゃん、挿入するね。ちょっと痛いけど我慢してね」
ショウはそう言ってズボンをおろしました。
「うーん、なかなか入らないなあ。ユリちゃんもしかして処女?」
ショウはしばらく悪戦苦闘していましたが、やがて勢いよく腰を振り始めました。
「うおっ、血が出た!やっぱり処女だったんだ!俺はラッキーだなあ!」
ショウは興奮してそう言いました。
「よかったねユリちゃん。これで君も大人の女性の仲間入りだよ」
コウジも興奮を隠しきれない声でそう言いました。
ユリがこれほど屈辱的な目に遭っているにもかかわらず、僕はやはり動けませんでした。
「お願いします。もうこれ以上僕の大切な彼女を傷つけないでください。お願いします」とひたすら祈り続けていました。
コウジが「それじゃあユリちゃん、セカンドバージンは俺がもらうね」と言った時です。
「お前達!そこで何をしている!」
男の人の声が響き渡りました。
「やべっ!」「逃げるぞ!」
2人は慌てて逃げていきました。
男の人はユリを抱きしめると「しっかりしろ!おい、大丈夫か!」と声を掛けました。
ユリの泣き声を聞きながらようやく動けるようになった僕はその場を立ち去りました。
次の日からユリは学校に来なくなりました。
翌週、担任の先生から「Sさんは家庭の事情により転校することになりました」という説明がありました。
その説明が嘘だと分かったのはおそらく僕だけです。
僕は迷った挙句、「家庭の事情で転校したんだね。事前に言ってくれれば見送りに行ったのに。新しい学校はどこにあるの?また2人で会えるかな?」と連絡してみました。
1週間後、ユリから返事がきました。
「新しい学校はとても遠いところです。もう2人で会うことはできません。さようなら」
このやり取りを最後に2人の関係は終わりを告げました。
僕の話はこれで終わりです。
ここからは余談になりますが、半年前コロナに感染しました。
「若者は感染しても重症化しにくい」という説がありますが、僕は重症化して生死の境をさまよいました。
きっとユリを見殺しにした罰を受けたのでしょう。
今さらながらユリに謝りたいのですが、そのための方法がありません。
管理人の戯言(´・ω・`)
ご投稿ありがとうございます<(_ _)>
決してあなたが悪いわけではありません。
自分を責めないでください。
貴方と彼女の心の一刻も早いご快復をお祈りいたします。
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